こんにちわ!
休みだったので体育館に行って筋トレしようと思ってクルマで行ったのに第2木曜日は定期清掃ということで休館日でした。
そんなわけでヒマとなり物思いにふけっていたら新婚旅行の時の記憶を呼び覚ましたので記録しようと思います。
2012年の1月、私は結婚式をあげました。
式の前日まで社員旅行で海外へ行っていたので式場の方と最終打ち合わせに出席することもなく当日を迎えました。
式当日、私が指輪を妻の指に通すのに手間取っていたら神父さんが
「とりあえずはまったふりをしなさい」
耳打ちしてくれたんですけど、よく通る声でしたので、おそらく皆さん聞こえていたと思います。
そんなこともありましたが、大きなトラブルなく披露宴と2次会を終えることができました。
そして翌日から新婚旅行へと旅立つこととなるのです。
5日間の時間のなかで行き先はフランスとスペイン。それぞれ2日間プラス移動の時間というプランです。
フランスから新婚旅行はスタートすることとなるのですが、このフランスでお題となります詐欺に合うこととなるのです。
フランスへはトルコ経由で入ることとなりました。
当日パリが大雪にみまわれ飛行機の出発ができないというアクシデントが発生したのですが、機転をきかせた空港の方が直行便でなくトルコを経由すればなんとか現地にいくことができるかもしれないとアドバイスを頂き、当然私たちもそのアドバイスに従うこととなりました。
無事トルコ航空を使ってパリに行けることとなったのですが出発間際でスーツケースを片手に成田空港を猛ダッシュしたのは良い思い出です。
イスタンブール空港でトランジットをして 当初の予定よりも 数時間遅れることとなりましたが 無事フランスの シャルルドゴール空港に到着することができました。
このシャルルドゴール空港は パリ郊外にあるため 空港から 鉄道で 市街地へ 向かう必要があります。そしてなんとか市内の駅にまでたどりつくことができたのですか、ここでやつがやってくるのです!
フランスって当然なんですけれどもフランス語なんです。 フランス語って 正直日本人って馴染みがほとんどない ですよね 。
私も そんな一人でございます。ボンジュールしか知りません。
駅の表札を見ても 全く理解ができませんでした。せめて英語の表記があれば 良いのでしょうが それも見当たらず途方に暮れていたところ、 横から少しくたびれたおじさんに声をかけられたのです。
「君たちは日本人かい?」そんな形で話しかけられました。その人はフランス語ではなく 英語で話しかけてきて 旅行英会話ぐらいだったらコミュニケーションが取れる私でも 充分に 理解のできるスピードで 話してくれます 。
自分がどこに行きたいかを説明したところ「 俺についてこい!」と 言うことで 券売機まで 案内してくれました。
券売機までの道中、「私は福岡に友人がいて、その人にとても良くしてもらったんだよ。だからこれは日本人への恩返しなんだ」そんなことを話しており私は彼が詐欺師だなんて考えはその時まったく及びもつきませんでした。
そしてこの券売機を買うというところで 詐欺にあうこととなるのです!
目的地まで何ユーロかかるかというのを把握してなかったこちらが悪かったんですが おっさんが 私たちの目の前で 切符を買って それを手渡しました。
金額は60 ユーロ。「この機械はクレジットカード専用だから自分が立替えたよ。だからその分を現金で渡してほしい」
当然 60ユーロなんて高いと 思いますが おっさんは 「このチケットは2日間のフリーパスチケットで2人ぶんだよ」と 言うのです。
そう考えれば 高いものでもないなと妙に納得してしまいまして…その時は何も疑うことなくおっさんに60ユーロを支払ったのです。
そして受け取ったチケットで当日は目的地のホテルにたどり着くことができました。
その日、 そのおっさんにとても感謝し別れ際に アツい 握手を交わしたのでした(アホです)
フランスの人は 親切だなあ そんな会話を 妻としたことをよく覚えております 。
しかし問題は翌日 発生するのです!
次の日は観光で エッフェル塔やら ルーブル美術館に 行くこととなっていたため、 当然のことながら 昨日買ってもらったフリーパスチケットを使って目的地まで行こうと駅の改札をくぐり抜けようとしたのです。
無常にも 改札機はこの切符で 私達が通過することを許してくれなかったのです。
「Why?!」 私は困惑をしました。あれか、改札の調子がおかしいのか(ここまできてもまだ詐欺にあったと理解していない笑)
駅員の女性に 「通れないはずはない、 このチケットはフリーパスって聞いてます」と説明して切符を見せました。
そしてこの切符を見た 駅員は一言 、
「This is not 2days ticket」
衝撃の一言がやってきました。冷静かつ破壊力抜群の一言です。
しかし私は 「そんなことはない、よく確認してくれ」と何度訴えてもも 駅員さんは 首を縦には降りませんでした。
結局その駅員さんに目的地までのチケットをどう買えばいいかを説明してもらいなんとか 目的地にたどり着くことができました。
このタイミングで初めて自分が詐欺にあったことに気がつくのです。なんと 一日あけてから犯行に気がつくこととなるのです。
つまり、あの時券売機でおっさんは目的地までの片道切符を購入し、この切符をフリーパスチケットと偽り60ユーロを請求し、差額をポケットに入れるという手口だったのです!
いや〜、関心しますよね。よくそんな手口が思いつくものです。フランス語わからないからフリーパスって言われれば信じちゃいますよ笑
いずれにせよ、あの時のおっさんの優しい態度は全て詐欺だったのです。しばらくはその現実を受け入れることができなかったのですが、のちほどスマホで
パリ 詐欺
と検索をすると 私と同じような手口の詐欺の事例が何件もヒットしたのでした泣
上のリンクとほぼ同じ手口…笑
こんな形で 我々は60ユーロほどの詐欺にあうこととなったのですが、まぁ今となっては そんな話も ある意味ネタとして昇華することができます。
路地裏でボコボコにされて 有り金を全て持っていかれるなんてことになれば もはやネタにもなりませんしね!
旅行初日からこんな形で詐欺にあったりもしましたがその後 大きなトラブルはなく フランススペインの旅を満喫することができました。
これから海外に行く際には
目的地 詐欺 トラブル
これをあらかじめ予習してから旅行に臨みたいという貴重な教訓をこの旅で得ることができました!
おっさんありがとう!
PS ヒマなので牛すじを煮込みながらブログを作成しました。