changes

より良い生活に向けて感じたことや思うことを発信します

銀行でセールスを受けて意味不明なノルマを思い出した

先日、銀行に用事があって ロビーに腰をかけていたところ 若い銀行員の人から突然声をかけられたんです。

 

「いまお時間よろしいでしょうか??」

 

受付票を取ってロビーに腰をおろして、呼ばれるまでスマホをいじりだした瞬間のことでした。

 

完全に私をロックオンしていやがったな…! 

 

「いや、忙しいんです」

 

なんていう言い訳が通じるわけのない絶妙なタイミング。完全にやられました。

 

f:id:tamagoroyal:20180707223404j:plain

 

突然でびっくりしたんですがよく考えてみると私が前に勤めていた銀行も窓口に座った人に向けて積極的にセールスをしていました。

 

その時は保険、定期預金そういったキャンペーンを主に 推進していたのですが 今回私が受けたセールスは銀行のアプリを インストール してほしいという内容でした!

 

「ア、アプリでっか?」

 

アプリに各種ローンの ご案内 があったので、要は 潜在的なお客様の囲い込みってやつを狙っていると思われます。 

 

思わず自分は一つの疑問が湧いてその若手銀行員に聞いてみたんです。

 

私「やっぱ件数ノルマがあるわけですよね?」

 

銀行員「実はそうなんですぅ」

 

そうだよね。色々察してアプリ入れるくらいは人助けだと思ってインストールを目の前で実施しましたよ。

 

 

必死になってる若手銀行員と接していると自分が銀行員だった当時を思い出したんです。

 

 

 

 

本当にノルマがしんどかった!

 

営業だった私はいかに融資をしてもらうかということに精神をすり減らしており、マックで一人作戦会議を打っていたものです。それはもう毎日のように。

 

しかし営業に課せられるノルマは融資だけではありません。預金の獲得ノルマもあったんですよね。

 

銀行員の営業は融資、預金、保険etc多岐にわたるんですぜ!

 

ある日、積立定期預金 の推進ノルマが課されたのです

 

ここでいうノルマは 「件数」 をいかに稼ぐかということでした。

 

銀行としての本来の目的はいかに 定期預金の金額を増やすかということが主題だ と思うんですが、その時の推進目標として銀行の本部から出たものは「件数ベース」だったのてす。

 

ということはやることはひとつ!

 

考えることは一つです。いかに効率よく件数を増やすか!何人からでなく何件獲ったかが重要なのです。

 

 営業の人たちは 数を増やすために 例えば毎月 1万円を積み立てることに了承してもらったお客様に対して 毎月1000円の積立をする定期預金口座を10件作成してもらうというやり方にするのです。

 

これによって毎月のノルマである 積立預金口座の件数を稼ぐことに成功するのです。

 

銀行の都合だけだったんですよね

 

お客様にとってみれば口座が10個増えるという意味不明な状態が発生してしまうわけで。

 

お客様も事情を理解してくれる人がいるからこちらが「1000円を10口お願いしたいんですが…」というと察してくださるわけです。

 

でも、解約する時も10個解約しなくちゃいけないんだよ☆

 

 

まとめ

 

今回私が若手銀行員からお願いされたことは私の勤めていた銀行の意味不明な推進に比べればマトモな提案ではありましたが、アプリを目の前でインストールしながらふと自分の銀行員時代の意味不明なノルマを思い出したのでした。

 

どの業界でも多かれ少なかれ訳のわからないノルマがありますけど、あまりにこちらの都合ばかりの商品をすすめるというかお願いするのは気が引けるものですよねって話でした。