タバコを卒業することができて数年、感じたことはタバコからの卒業は結局タバコを吸い続ける以上のメリットを見いだすことができるかということでした。
なぜタバコから卒業できたか
10年以上の付き合いのあったタバコ。私は意外とすんなり卒業となりました。
でも卒業するまでは紆余曲折がございました。学生時代に一旦禁煙にチャレンジしてみたんですが、ふとした誘惑に負けてから喫煙者に逆戻りしてしまいました。たしか1年以上吸ってなかったんですよ。でも海外旅行にいった際、税関を抜けると普段では考えられないような値段でタバコが販売されているのを見てあっさりと禁煙がストップしてしまったのです。結局、その時の自分はお金という視点でしか禁煙するモチベーションがなかったのかなと思います。
で、今はすっかりタバコは吸っていません。なぜか、、タバコを吸うことによるデメリットが金銭以外に出てきたことがきっかけなんですね。具体的にいうと時間、健康のロスが計り知れないと強く感じるようになったから。数年前からランニングが自分のライフワークとなりました。そうなるとタバコを吸うことでかなり肺への負担を感じるようになったんです。それと仕事をしているなかでタバコ休憩をする機会ってあると思うんですけど、やはり自分がタバコを吸うとなると、同僚からタバコ休憩のお誘いを受けるケースも多かったんですよね。別に断る理由もないので付き合うんですけど、ここでの時間のロスが半端ないんですよ。特に生産的な話をするわけでもなく、上司の愚痴なんかが展開されます。なんやかんやで喫煙所にまた違う同僚が現れ、また同じような話題が繰り広げられるわけです。こんなことを続けて家に帰る時間が遅れてしまうわけです。遅くまで会社に残って残業代が支払われるわけでもないし。こりゃタバコを続ける理由がないなって思ったところ、割とすっぱりタバコから卒業することができました。
他人にタバコ卒業させることは簡単か？
答えはNo です。前述した自分の卒煙のきっかけは自分なりにタバコを吸うことのメリットを感じることがなくなったことによるものです。仮に誰かから禁煙を勧められてもすんなりとは辞めることはできなかったと思いますね。結局自分のなかでタバコを卒業する明確な理由付けができないと辞めることは困難なんです。よく辞めるように説得する理由として、健康に悪影響だとか子供に悪影響だとか言われるとは思いますが、本人にとってみればそんなことは百も承知なんですよね。それでも辞めることができないんです。私の父も長いことタバコ吸ってまして、昔から母がタバコ辞めるように話をしていました。でも結局1週間後には無事に再開しているというやり取りを何べんも見ています。最近は母も諦めているようですけどね。きっと父なりに罪悪感は感じているとは思うんですけど辞められない。たぶん辞める以上のメリットを見いだすことが出来ないと思うんです。だから他人が何を言っても響かない。だから家族にタバコを辞めることを説得することはお互い時間の無駄なんです！無理やり禁煙させてもきっとどこかでこっそり吸ってますよ(^_^)v
